金星が地球から見て太陽の前を横切る「太陽面通過」を6月8日の午後 太陽の表面を金星が黒い点となって動いていく様子を全国で観察することができます。 直径が太陽の30分の1ほどの黒い点が、約6時間かけて左から右へ通過する。 梅雨時で空模様が心配だが、太陽が顔を出していれば、観測可能。 ただ直接、肉眼で見るのは危険なため、国立天文台は この現象は「金星の太陽面通過」と呼ばれ、地球の内側の軌道を回る金星が、地球と太陽の間に来たときに起きる。 しかし金星の軌道は地球に対してやや傾いているため、地球から見ると、大抵は太陽の上か下を通ってしまい、太陽面通過は起こらない。 この現象が日本で見られるのは、1874年(明治7年)以来、
世界的にも、1882年以来の122年ぶりとなります。 何故、これほど珍しいのかと言うと 金星は約584日ごとに地球と太陽の間に来るものの、両惑星の公転軌道面が3.4度傾いているため、たいていは地球から見ると太陽の上か下を通ります。 本当の横切るのは今回のように、両惑星がお互いの軌道面の交わるところで並んだときだけです。
この現象が始めて観測されたのは1639年。
日本では今回の太陽面通過の全過程を見ることはできませんが、次回、8年後の2012年6月6日に起きる金星は太陽面通過では可能となります。
強い太陽の光で目を傷めないように、十分注意が必要です。 太陽観察用に作られたフィルター(遮光板などの名前で市販されています)を使えば、肉眼でも日面通過の様子を見ることができるかもしれません。 もっとよく見たい場合には、望遠鏡などの道具が必要です。 が、絶対に太陽を直接見てはいけません。失明の恐れがあります。 金星の太陽面通過は、非常に珍しい現象なので、ぜひ観察してみていただきたいのですが、なにしろ昼の太陽の観察になりますので、十分な注意が必要です。
望遠鏡や双眼鏡をつかわなくても、太陽を直視すると、その強い光と赤外線で短時間のうちに目を痛めてしまいます。
金星は地球と同じく太陽のまわりを回る惑星で、地球の一つ内側を回っています。 太陽〜金星〜地球と一直線に並ぶと、地球から見て、金星が小さな黒い影となって太陽の前を横切っていきます。 これを「金星日面通過」(きんせいにちめんつうか)といいます。(いわばごく小さな日食ですね。)
今回の金星の太陽面通過は世界的には122年ぶり、日本で目撃できるのは実に130年ぶりという珍しい現象となっていますが、いったい何年ごとにおきるのでしょうか?
金星は水星と並んで内惑星、つまり地球よりも内側を回る惑星です。
さて、金星の太陽面通過が起きるためには、両者の軌道平面の交わったところで内合になる必要があります。 すなわち、金星の昇交点、あるいは降交点のどちらかです。 実際には太陽に大きさがありますので、前後1日程度ずれても起きることになります。 今回、太陽面通過が起きるのは2004年6月8日。 これは8年に2.4日足りない値です。 つまり、ある会合から8年と2.4日前にほとんど同じ会合が実現することになります。 2004年6月8日の次は、2012年6月6日となり、このときにも金星は太陽面通過が起きるわけです。 ところが、この後は8年後が6月4日、さらに8年後が6月1日となって、2日ずつ早くなり、降交点を離れてしまうので太陽面通過は起きません。 つまり、8年をおいて同じ時期に金星の太陽面通過が起こるのです。 タイミングによっては、一回だけというのもあります。 3089年12月18日に起きる金星の太陽面通過は、8年の繰り返しが無い単独の現象とされています。
一方の昇交点側でも事情は同じとなります。 降交点で太陽面通過が起きるとき、その1回後の会合場所は、583日後の場所、つまり昇交点の位置から約36度ほど行き過ぎた場所となります。 この会合の場所が8年ごとに2.4日ずつ動いていき、昇交点に達するのに約121年かかります。 というわけで、金星の太陽面通過の次のセットは、2004年の113年後、つまり2117年12月11日となります。 このときにも8年後の2125年12月8日から9日にかけて、再び起きることになっています。 ※注:金星の「太陽面通過」は様々な言葉があります。
金星中継リンクよければどうぞ ★前々回 1874年12月9日(130年前) 海外からたくさんの観測隊が日本に来たそうです。 ★前回 1882年12月6日(122年前) 日本からは見えませんでした。 ★次回 2012年6月6日(8年後) 金星が太陽に入るところから出るところまで、すべて見ることができます。 ★次回 2117年12月11日(113年後) う〜んと長生きしてぜひ見て下さい!ヾ(´▽`;)ゝ
金星のデータよければどうぞ。
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