高気圧。


No.82 夏の酷暑の異変はなぜ起きたのか検証。












 

 

 

ちょっと新聞に載っていたので少し気になったんで
仔羊ネタにしてみたんでどうぞ。

 

さて、もう8月も半ばのお盆を過ぎ、季節は秋だと言うのに
一向に秋の気配が漂ってこないこの現実。

上空を流れる雲が時折秋っぽく私の目にはそう映る
そんな今日この頃です。 

 

 

 

「熱中症最悪のペースで・・・」

 

 

日本列島は7月、酷暑と局地的な豪雨に見舞われ大きな被害が出た。

日本を取り巻く高気圧が強まった事を主因にさまざまな要因が重なった。

今年の夏の気象異変はどうしてもたらされたのか。

 

7月21日この日、東京の最高気温は38.1度に達し、熱中症で81人が搬送された。
これまでの80人(01年7月24日)を抜いて過去最多だった。

 

 

前日20日東京大手町の気象庁の野外の草地に設置された温度計は

東京での史上最高の39.5度を記録した。

 

 

20日夜は初めて30度を下回らない

「超熱帯夜」となった。

 

翌21日は甲府では40.4度

 

33年に山形市で記録された40.8度に次ぐ
高温の記録(アメダスの観測を除く)が出た。

 

 

 

 

国交省関東地方整備局の実験では、

気温が34度の時には

アスファルト舗装面の温度は63度

地面から1.5m上の高さでの温度は36度である。

 

暑さの実感は観測値以上だ。

だいたい観測温度から+2〜3度が体感温度であるという事は間違いない。

 

 

 

そんなに路面温度が上がっている最中に
犬の散歩をするだなんてけしからん!!
私は許せない!!
あんたは帽子やらなんやらして太陽光線遮断してるくせに、
毛皮着てるお犬様には何も無しですかい!?
路面温度60度近くにもなってるアスファルトを裸足のお犬様に歩かせて
あなたはいいのかい?

良く思い出してみよう!
真夏の炎天下の中、砂浜を裸足で歩いてみよう!
どう?裸足で歩いている犬の気持ちわかった?
人間にもあるように、犬だって動物だってあるんですよ!

熱射病が・・・。

毛が長い犬の場合は要注意ですよ!
なぜ毛が長いか分かりますか?
毛が長いということはイーコール寒い地方原産の犬と言う事ですよ!
寒い地方原産の犬が蒸し暑い日本の夏耐えれると思われますか?
だから犬にも暑さ対策してあげてください。
いくら毛を短く刈ったからといってもそれはそれだけでしかないのです。
もとから・・ハナから彼らのDNAには暑さ対策は組み込まれていないのですから。

散歩は涼しくなった路面温度の下がった夕方以降にお願い際します。

 

 

 

さて、いささか話がそれてしまったようなので元の軌道に戻そう。 

 

 

 

8月2日、気象庁が発表した7月の平均気温は、

大阪市が29.5度でインドのコルカタ(カルカッタ)並み

東京・大手町28.5度、福岡市28.7度は、米国のマイアミ並みの暑さだった。

 

 

最高気温の更新ばかりでなく、高温状態が継続した結果だ。 

 

 

 

 

 

「高気圧強く海水が蓄熱した」

 

東アジア北部も暑さに見舞われているようだ。

 

モンゴルは7月の平均気温が2〜3度高く、日本並み。

中国は上海より北の地域で1度前後高かった。

前線の影響を受けた朝鮮半島は、それほどでもなかった。

 

 

 

太平洋高気圧の強さが夏の全体的の夏の天候を決める。

さらにそれに加えて今年はチベット高気圧が補完的に動いた。

 

 

 

太平洋高気圧がそれほど強くない時は、
チベット高気圧の一部が日本付近を覆う

 

 

 

太平洋高気圧はフィリピンの東海上を中心とする海域である。、

チベット高気圧は東アジア全体のモンスーン域での活発な対流活動が
エネルギー源となっている。↓下記図参照。

暑い夏をもたらした高気圧の模式図
暑い夏をもたらした高気圧の模式図

 

 

活発な対流で上昇気流が発生すると、
北側で高気圧の成因となる下降気流をもたらす。

 

フィリピン東海上の対流が活発なのは、
高い海水温、広範囲での大気の対流の
周期的な変化などが影響しているらしい。

 

大気や海水の循環が複雑に影響し合っていて、説明は困難だ。

 

 

 

では、なぜ日本は記録的な酷暑となったのか?

 

 

複合的な要因が重ならないと記録更新する状態にならない。

 

 

7月20日の関東南部の場合、太平洋高気圧の強さをベースにすると

1・前日の温度が高かった
2・海風があまり来なかった
3・上空の空気が地表に下りてきた
4・フェーン現象による熱風が吹いた

――などを挙げる。

 

では暑さが続く理由は何か。

 

熱は翌日に持ち越されるため、
雪だるま式に暑さが増し、
天気が崩れるまで温度上昇の循環が続く。

さらに、高気圧の下の海水が晴天続きで
熱を蓄えた結果、

日本列島が湯たんぽ状態になってしまった。
と言えるだろう。

 

海面が高温の水域は、昨年よりも北側まで広がっている。

地球の温度化やヒートアイランド効果との関係はどうか。

 

年ごとのばらつきはあるが、長い目で見れば温暖化が影響している。
都市化の影響でベースが2〜3度上がったのは間違いない。

 

太平洋全体の海面水温の上昇や亜熱帯高気圧の強まりは、
温暖化の予測と合うというらしい。

 

近年の天気は50年後に見たら
天候の転換点となる可能性がある
 

 

 

 

「豪雨と雷なぜ多発したのか」

さて、新潟・福島県・福井県への集中豪雨、
本州南岸を西に進んだ台風10号、多発した雷。

 

昨年より北に位置して西に張り出した太平洋高気圧は、
東日本を中心とした酷暑と同時に、局地的な気象災害をもたらした。

 

極端な天気の違いはどのような仕組みで生まれたのか。

 

 

『梅雨前線に湿気供給したから』

 

7月13日昼過ぎ、
新潟県中之島町を流れる刈谷田川かりやたがわ(信濃川の支流)の堤防が決壊した。

濁流が一気に押し寄せ、辺り一面が水没した。

この日、新潟県付近の上空には梅雨前線が居座っていた。

 

上流の栃尾市では1日での同市の2か月分の降水量にあたる
421_の雨が降った。

 

新潟・福島の豪雨から4日後の18日には、
福井県を中心に激しい雨が降った。 =↓下記図参照。

大雨を降らせた気流の模式図
大雨を降らせた気流の模式図

 

 

 

原因は共通していた。

 

太平洋高気圧から出る風が高気圧の縁を
日本海側から回りこむようにして、
温かく湿った空気を梅雨前線に向かって送り続け、
前線の活動を刺激したのが理由。

今年は太平洋高気圧の勢力が強く、
平年より北よりに位置し、西に大きく張り出していた。

南よりの平年の位置なら、
温かく湿った風は日本列島に南から吹き込み、
太平洋側で降らすはずだった。

いつもの年と違う太平洋高気圧は、
台風の進路や雨の降らせ方も変えた。

台風も、高気圧に遮られてヘリに沿って進む。

平年通りの高気圧の位置なら、
6月の台風は南のヘリに沿って中国大陸方面に抜けていく。

それが、北東寄りに上がっていた太平洋高気圧のヘリに沿って
日本列島に進んだ。

この結果、6月にしては季節はずれの台風が2つ(4号6号)がともに
四国に上陸した。

四国や中国地方で大雨を降らせた台風10号が西へゆっくりと進んだのも、
太平洋高気圧に押さえ込まれて北上できなかったからだ。

 

 

日本海に抜けて熱帯低気圧になった後も、
これに向かって南から吹き込む温かく湿った空気が
四国山地や中国山地にぶつかり、上昇気流となって雨雲が発生。

台風一過にもかかわらず、豪雨をもたらした。=下記図参照。

台風10号通過後の豪雨
台風10号通過後の豪雨

 

 

主な豪雨(単位:_)
  期間中の
降水量
7月の月平均
降水量平均値
【新潟・福島豪雨】(7月12日〜14日)
新潟県栃尾市 431 242.6
福島県只見町 369 269.1
新潟県加茂市 331 281.2
福島県金山町 276 222.8
【福井豪雨】(7月17日〜18日)
岐阜県丹生川村 435 535.5
福井県美山町 285 236.7
福井県池田町 217 240.6
【台風10号】(7月29日〜8月2日)
徳島県神山町 1243 352.6
奈良県上北山村 1153 531.9
徳島県木頭村 980 370.7
高知県土佐山田町 772 413.8
高知県馬路村 769 590.7

 

 

気象庁予報によると、太平洋高気圧の張り出しは8月も続くという。

 

暑さが続けば、海水温の上昇で8月中旬には、
日本の南海上の台風が発生しやすくなる
・・・かもしれない。

 

台風の雨で暑さは緩和されるが、
同時に風水害の恐れが出てくる可能性がある。

 

 

太平洋高気圧は、雷雲も生んだ。

甲府で40.4度を記録した夕刻、東海道新幹線は5回の落雷に見舞われた。
JR東海によると神奈川から静岡にかけての送電線や架線に相次いで雷が落ち、
停電で遅れた。
7月25日には長野県中央アルプス千畳敷ロープ―ウェーが落雷で運休し、
山頂付近に約1200人が取り残された。

落雷センサーを全国に設置しているフランクリン・ジャパンによると
全国の7月の落雷数(放電回数)は約166万回で、
観測網が整った01年以来の最多となった。
冷夏だった去年に比べ5割増、
台風や前線の影響で、東日本を中心に雨が多かった02年の6倍の多さ。

熱せられた地表付近の空気が上昇してできた雷雲によって起きる熱雷(ねつらい)が酷暑で増えたと言う。

「8、9月も多そうなので注意が必要」だそうだ。

 

 

 

たった今入ったニュースによりますと 

 

あの日・・・・

 

東京・大手町で観測史上最高の39・5度を記録した7月20日に、

東京都環境科学研究所が足立区内で

42・7度を観測していたことが

8月16日わかったようです。

 

気象庁以外の機関が観測した参考値だが、
1933年に山形市で観測された
気象台の最高気温40・8度1・9度も上回っており、
同研究所は「東京のヒートアイランド現象が尋常ではない証拠」としている。

気象庁が大手町で39・5度を観測したのは午後零時58分だったが、
その2分後の午後1時、足立区江北の小学校で41・8度を観測、
同1時40分には42・7度となった。
荒川、渋谷、新宿など他の7か所でも午後1時の時点で40度を超えていた模様です。

 

しかし!気象庁が観測したものではないので正式記録には達していません。
参考記録として記録が残される事でしょう。

 

 

ともかく!残暑厳しいこの季節も犬の散歩は夕暮れ以降に!愛犬を大切に思うのなら是非! 

これが言いたかっただけなのですがねヾ(´▽`;)ゝ 

 

 

以下気象庁よりの報道発表資料より抜粋
報道資料よければどうぞ。

 




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